お金がない。

お金がない。これはシビアだ。切実に苦しい。夜勤を今週いっぱいで辞めるのはいいものの次の仕事をまだきちんと見つけれていない。

そろそろ薬が無くなるから病院に行かないといけない。また高い薬を買わないといけない。薬代だけでも厳しいのにそもそも保険料をまだ払っていない。市民税も年金も払ってない。そんな事を言い始めたら水道、電気、ガス代もはらっていない事に気付いた。ついでにネット代もまだ未納だった。合計でいくらになるかなんて考えたくもない。

ただでさえ喫煙者は人より多くの税金を払って人より早く死ぬのだから勘弁してほしい。

とりあえず年金と市民税は払えるような額ではないから諦めよう。

それでもほぼ一文無しになる事はしっかり理解した。

今日も賞味期限の切れた保存料とため息で腹をみたしてバイトへ向かうのだった。

 

夜勤中に泥酔したカップルが精力剤を買っていて

「これだれが飲むの?」

「おれが飲む」

「そんなの飲まなくてもいつも元気じゃん♡」

ってゆう今年どうでもいいランキング堂々の第1位の話をレジを挟んで聞かされて本当の意味で爆死してほしかった。

ちなみに2位はたまたま飲みにいく事になってしまったブスがはっした「わたし性欲ないんだよね。」だ。ブスはなにも手に入れや出来ないのだからせめて性欲ぐらいは持っておけ。まじで死んでほしかった。

興味のない奴のインスタのストーリーが第3位から100位を占める。

 

 

 休憩中にまた保存料を少し腹に入れながらこの前友達とご飯を食べにいった事を贅沢だったなーと思い出して、あんな風に毎日色んな物を食べれる日が来るのだろうかと少し不安になった。

きっと心にもお金にも余裕がないのだろうと思った。友達とご飯に行った時もずっと音楽の話ばかりしていてなんだか申し訳なさと情けない気持ちが入り混じって嫌になった。粒あん派かこしあん派かとか無人島に1つ持っていけるとしたらとか15秒巻き戻せる能力か毎日1万円貰えるのだったらどっちがいいかとかそんなどーでもいい話をすればよかった。苦し紛れの心理テストで精一杯だった。

 

それでも俯いてばっかりいられない。ほんとは前なんて向きたくないけどそうも言っていられない。死ぬまでにやりたい事がまだたくさん残っているから今日も俯きながら物差しの目盛りみたいに均等に並ぶ街灯の下を歩いている。いま何センチ進んだかなーと自分でも意味深で変な比喩だと思いながらブツブツ独り言を言って家まで帰った。