どーもバンドマンです

髪を切った。

数ヶ月分の自分が地面に無残に落ちていくのを見て心が軽くなったり重くなったりした。

マッシュっぽくして下さいと言ったらバンドマンのカガミの様な髪型になってしまって消えて無くなりたくなった。担当の美容師はおれの事を褒めちぎっていたが美容師は音楽やってるんですか?と褒める以外のセリフを聞いた事がないのでおれは久しぶりに真顔で無視した。

目の前に映った自分がすごい滑稽で何だか自分を見ていれなくなってきたので左隣にあったどうでもいい犬の絵をひたすら眺めながら心の中で犬に悩みを相談していた。

 

見た目なんてどうでもいいけどバンドマンは嫌いだからあんな風にはなりたくなかったのに、

どうせ周りはスッキリしていいとか言うんだろうけどそれは当たり障りのない見た目になったねって事だろう。

ロン毛の時はみんなに早くきれだの陰湿だの浮浪者だの言われたけどそっちの方がおれはよかった。

なんだか見た目を褒められるとおれはその人は自分の事を分かっていないんじゃないかと思って牽制してしまう。

見た目も大事なのは分かっているけどそんなの酷く残酷だと思ってしまう。

周りに分かってほしいなんて思わないけど気持ち悪い見た目でも自分を求めてくれる人達と一緒に生きていたい。

 

帰ってレンタロウに借りた小説を読んで溜まりに溜まった曲の編曲をしようと思う。週に5日のバイトのせいで休みの日は疲れが一気にきて無気力になりてんでだらけてしまう。休みの日こそ背中のネジをギコギコ回せるようになりたい。